一般事務とエンジニアでは正社員への登用に差がある

派遣社員や契約社員、パート雇用という非正規雇用労働者が労働者全体の40%を占める雇用環境の中で、非正規雇用労働者の関心事は、正社員へ登用の問題です。正社員になれば、非正規労働者と違って労働条件や待遇や福利厚生、生涯年収などあらゆるところで差がでますのでだれもが正社員になりたいのは当然です。
しかしこの正社員への登用も職種によってはかなり差異があります。事例として一般事務とエンジニアを比較してみると、圧倒的にエンジニアのほうが正社員への登用が多いです。なぜエンジニアのほうが正規雇用になりやすいかと言いますとこれを派遣労働者にあてはめるとよくわかります。一般事務もエンジニアも労働者を派遣することが許されており現在では多くの会社が派遣社員として雇用されているのが現状です。そもそも派遣法ではエンジニアは労働者派遣法が制定された時から派遣可能な職種として認められており、専門性が高いので派遣期間が終わってもすぐに派遣できるという理由から認められていました。つまり切れ目なく働くことが前提の職種なので受け入れた企業によっては、派遣期間が終わる前に有用な技術者なら正社員にしたいとの考えるのは普通です。
一方一般事務はあとから法律によって派遣可能の職種になったものですが、派遣期間が切れ目なく雇用されるかというそうではなく、また3年以上の派遣は認められていないので3年で別の派遣社員に引き継いでも企業としてそれほど業務に支障がでないために正規雇用労働者になれないという現状があります。しかし一般事務でもその職務スキルが高く、代替性の少ない労働者であれば正社員の登用も無理ではないですが、かなりのスキルアップを図らないと難しいと言えます。